事務所通信 平成20年6掲載
道路交通法改正 
 平成20年6月1日から新しい道路交通法が、施行されました。
 主な内容は、@後部座席シートベルトの着用義務化とA高齢者マーク(もみじマーク)の表示の義務化です。
 
後部座席シートベルトの着用義務化については、行政処分の点数が1点科されますが、違反金はありません。高速道路においては直ちに適用されますが、一般道路においては今年の秋に実施される全国交通安全運動が終了するまでは、注意するだけに留め、理解と認識を広める方針のようです。
 
高齢者マーク(もみじマーク)の表示の義務化については75歳以上の高齢運転者が、車の前と後ろの定められた位置に高齢者マークをつけることが義務化されました。これについては平成20年6月1日より1年間の指導を行い、広く広報と浸透を図り、その後の認知具合によって、罰則の適用時期を判断するとの方針です。ちなみに罰則は、行政処分の点数が1点科され、違反金は4,000円です。
 後部座席のシートベルトについては面倒ですが、安全面からすればやむを得ないと思いますが、高齢者マークについては、こうしたことをしても、交通安全の根本的なことは解決しないと思います。60歳を過ぎたあたりから、急に老ける人と若々しいままの人がいるように運転についても千差万別です。高齢者マークをつけさせることよりもある年齢になったら、更新期間を毎年とし、実技試験を課した方がよいと思います。不合格であったら免許証を返納し、合格であったら高齢者マークをつけることなく運転できるようにすればよいだけです。
 後期高齢者医療制度にしてもそうですが、単純に年齢だけで区切るという発想は良くないと思いますが、いかがでしょうか?

 
所 長  須 田 幸 英
事務所通信 6月号掲載
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